大学院生用 計算サーバ(csgs2)の使い方

(2021/06/25csgs1 システムは 6月24日(木) までで運用を終了しましたので、ご了承ください。


(2021/05/21新サーバ (csgs2) の運用を開始しました。


csgs2 システムは、システムメンテナンスのため、原則毎月1回毎月1日の早朝に再起動を行います。 また、セキュリティに関する問題が生じた場合や緊急のシステムメンテナンスその他不慮の事故により、予告なく停止、再起動することがあります。 

※長時間に渡り計算するプログラムは適切にサイズを分割する、途中経過をファイル出力するなど、 計算結果を失わない工夫をしてください。 


計算機の構成

ホスト名

csgs2.e.u-tokyo.ac.jp

Dell PowerEdge R740

プロセッサ Intel Xeon Gold 6240 2.6G, 18C/36T, 10.4GT/s, 24.75Mcache * 2個

メモリ 192GB

NVIDIA Tesla V100 32G Passive GPU


Linux (Red Hat Enterprise Linux 8) で動作しています。

ここでは Linux/UNIX の基本的な利用方法については述べません。

注意点


ログイン

接続できるのは、学内ネットワークからに限ります。ECCS 端末、UTokyo Wi-Fi を含みます。

UTokyo VPN を経由した学外からの接続も可能です。

SSH2 プロトコルが利用できるソフトウェアが必要です。


ECCS 端末から

ECCS 端末の Mac 環境からは、「ssh」コマンドでログインできます。 リモートアクセス環境 (Splashtop) からも同様です。


「ターミナル」から

% ssh csgs2.e.u-tokyo.ac.jp -l ユーザ名

または

% ssh ユーザ名@csgs2.e.u-tokyo.ac.jp


X Window System を利用したい場合は、XQuartz を起動してから

% ssh csgs2.e.u-tokyo.ac.jp -l ユーザ名 -Y

または

% ssh ユーザ名@csgs2.e.u-tokyo.ac.jp -Y


UTokyo Wi-Fi, UTokyo VPN から

UTokyo Wi-Fi 環境または UTokyo VPN 接続の Windows PC から接続するには SSH2 プロトコルが利用できるソフトウェアが必要です。

Windows 10 1803 以降には「ssh」コマンドが標準搭載されています。 

コマンドプロンプト等から

% ssh ユーザ名@csgs2.e.u-tokyo.ac.jp

のようにして接続できます。

その他には、例えば SSH2 プロトコルと UTF-8 に対応した Tera Term などがあります。

インストール後、接続先の「Host:」欄に 「csgs2.e.u-tokyo.ac.jp」を入力してください。


ファイル転送

ファイル転送には SSH2 プロトコルを利用した「scp」が利用できます。 ログインと同じく 学内ネットワークからのみに限っています。

ECCS端末の Mac環境からは、「scp」「sftp」コマンドやアプリケーション「Cyberduck」が利用できます。

UTokyo Wi-Fi 環境または UTokyo VPN 接続の Windows PC で利用するには、例えば WinSCP などがあります。


利用できる統計パッケージ

商用の統計パッケージとしては、以下のものが利用できます。

Matlab R2023a

利用可能な Toolbox

Toolboxは以下のものが利用可能です。

STATA/MP 18 (16core 並列版)

Ox Professional 8

フリーソフトウェアの利用

いくつかのフリーソフトウェアが利用可能です。

Cコンパイラ、Fortranコンパイラの利用

以下のコンパイラが利用可能です。

gcc 8.3.1

gfortran 8.3.1

数値計算ライブラリとしては Red Hat AppStream / Codeready-builder に含まれる lapack, blas が利用可能です。 gcc の場合 -llapack -lblas オプションをつけることでリンク可能です。 LAPACK の使用例はこちらです。

商用のコンパイラとしては、Intel コンパイラが利用可能です。

(※Intel コンパイラを同時に実行できるユーザは2ユーザまでです。)

質問などは csgs-info [at] e.u-tokyo.ac.jp へ